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2025年 第23節 町田vs清水

試合分析・戦評

3連勝中の町田と、4試合未勝利の清水が激突した一戦は、町田の「堅守速攻」が際立つ内容となった。前半14分、セットプレーから菊池流帆選手が2度のヘディングで押し込み、町田が先制。以降は清水にボールを持たせる「籠城型」の布陣で守りを固め、カウンターと攻守の切り替えで勝負するスタイルが徹底された。

町田は望月選手や相馬選手を軸にサイドを活用し、シンプルかつ効率的に清水ゴールを脅かした。前半だけでシュート7本を放ち、ゴール期待値も清水を上回る0.87を記録。後半は、序盤から相馬選手や西村選手の仕掛けで主導権を握り直し、交代で入ったオ・セフン選手がPKを獲得。これを相馬選手が沈めてリードを広げた。

一方の清水は、乾選手がJ1通算100試合出場を果たす中、松崎選手やカピシャーバ選手が奮闘したが、決定力に欠ける場面が続いた。ボール保持率は60%を超えたが、フィニッシュに至る過程で町田の守備ブロックを崩せず、枠内シュートも2本にとどまった。後半アディショナルタイムには反撃の意思を見せたものの、終了間際に沼田選手のJ1初ゴールを許し、勝負は決定づけられた。

最終的にシュート数16対10、ゴール期待値2.54対0.98と町田が数字でも上回り、3-0の完勝で今季初の4連勝を達成。清水は5戦勝ちなしと、攻守における立て直しが急務となった。

これからに向けて

町田ゼルビアにとって、今節はチームの成熟度と戦術理解が形になった象徴的な試合だった。開始早々のセットプレーからの得点は、シンプルながらも精度の高い再現性ある攻撃パターンの表れ。さらに相馬勇紀選手の3試合連続ゴール、沼田駿也選手のJ1初得点など、個々の選手が重要な局面で結果を出している点も心強い。

守備ではGK谷晃生選手を中心としたブロック構築が機能し、清水の高いポゼッションを無力化。交代選手も躍動し、ベンチメンバー含めた全員での勝利が印象的だった。この試合での完封と3得点は、チームにとって大きな自信となり、今後の上位進出を現実的な目標とする土台となるだろう。次節以降の戦いにも、期待が高まる。

結果は厳しいものとなったが、清水にはポジティブな要素も多かった。とりわけ中盤でのボール保持やサイドでの崩しにおいては、松崎快選手やカピシャーバ選手が積極的に攻撃を牽引し、町田の守備を押し込む時間帯もあった。特に前半のカウンターから生まれた決定機は、あと一歩の精度があれば違った結果を生んでいた可能性もある。

また、乾貴士選手のJ1通算100試合出場達成という節目を迎え、ベテランと若手の融合が進んでいる点は今後の成長への布石。途中投入された千葉寛汰選手や中原輝選手など、新たなオプションの発見もあり、得点にこそ繋がらなかったが、次戦への希望を感じさせる内容だった。課題はあるものの、ここで得た教訓を糧にチームとしての完成度を高めていってほしい。

SNSの反応

町田ゼルビアサポーター
「4連勝すごすぎる!このままACL圏内も夢じゃない」
「相馬選手の安定感と沼田選手の初ゴールに感動」
「菊池選手の気迫あふれるプレーが勝利を呼び込んだ」
「後半の試合運びがうますぎた。町田は本物」
「チームとして一体感がすごい。応援しがいがある!」

清水エスパルスサポーター
「松崎選手は本当に頑張ってた。あとはゴールだけ」
「乾選手の100試合達成、おめでとうございます」
「チャンスはあった、あとは決め切るだけ」
「守備が少し不安定だった…立て直しに期待」
「交代策も良かったけど、町田の守備が固かった」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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