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2025年 第23節 柏vsFC東京

試合分析・戦評

7月5日、三協フロンテア柏スタジアムで行われたJ1第23節、柏レイソルとFC東京の一戦は、両チームがポゼッションと堅守を武器にしのぎを削る展開となった。試合は立ち上がりからFC東京が中盤での細かいパスワークを武器に柏を揺さぶり、7分に仲川輝人選手のシュートでゴールを脅かす。柏も徐々にリズムをつかみ、13分には小泉佳穂選手が好機を作り出すも、両GKの好守やブロックに阻まれ、スコアは動かない。

前半のポゼッションは柏が62%と支配したものの、FC東京の4-4のローブロックを崩し切れず、決定機を作り切れなかった。後半に入ると、FC東京がアグレッシブに前からプレスをかけ、スピードある仲川選手、長倉幹樹選手らを活かしてカウンターで応戦。シュート数・ゴール期待値ともに拮抗し、スリリングな攻防が続いた。

しかし、均衡を破ったのは柏だった。後半28分、小屋松知哉選手の鋭いドリブルからのクロスに、久保藤次郎選手が頭で合わせてゴール。2試合連続得点となる貴重な一撃で柏がリードを奪った。その後も柏は冷静にボールを回し、FC東京の反撃を許さず。GK小島亨介選手の好セーブも光り、最後まで得点を許すことなくタイムアップ。

柏はこの勝利で今節敗れた鹿島を抜き、首位に浮上。久保選手や古賀選手ら代表招集選手の活躍が光り、チーム全体で手にした勝点3となった。一方のFC東京も前線のコンビネーションや新戦力の躍動が見られ、今後に向けてポジティブな内容も多い試合であった。

これからに向けて

柏はこの試合でも堅実なビルドアップと高い位置からのプレス、そして試合巧者ぶりが際立った。久保藤次郎選手は2試合連続ゴールで日本代表初選出にふさわしい活躍を披露し、小屋松知哉選手のドリブル突破やクロス精度も非常に効果的だった。復帰した山田雄士選手も中盤でのつなぎ役として落ち着きを見せ、原田亘選手や古賀太陽選手とともに守備の要として機能していた。

試合終盤の落ち着いたゲームコントロールも見事で、得点後はボールを保持しつつ相手の勢いを削ぎ、冷静に逃げ切る戦い方は優勝を狙うチームにふさわしい。鹿島との首位攻防戦を控える中でのこの勝利は、大きな意味を持つ1勝となった。

敗戦となったものの、FC東京の攻撃陣は随所で柏のゴールを脅かし、特に仲川輝人選手や長倉幹樹選手、そして途中出場のマルセロ・ヒアン選手の動きは非常に鋭かった。新戦力の融合が着実に進んでおり、ゴール期待値でも柏に匹敵する数字を記録するなど、決定機を作り出す力は健在だ。

また、守備陣もキム・スンギュ選手を中心に統率が取れており、柏の攻撃を最後までよく抑えた。前節からスタメンを大幅に入れ替えた中でも、チームとしての戦術遂行力に大きなブレは見られず、シーズン後半に向けての戦力の厚みと可能性を感じさせた。上位進出への足がかりを築くうえで、今節の内容は前向きに評価できるだろう。

SNSの反応

柏レイソルサポーター
「久保藤次郎選手、代表初選出からの連発は痺れる!最高の形で首位浮上!」
「古賀選手、パス100本超えで全体をコントロールしてたの本当にすごい」
「小屋松選手の仕掛けが効いてた。アシストもお見事!」
「この勝ち方は強いチームの証。鹿島戦が楽しみになってきた」
「小島選手が安定しすぎてて安心して見ていられる」

FC東京サポーター
「悔しいけど内容は悪くなかった。マルセロ・ヒアン選手、いい動きしてた」
「仲川選手と長倉選手、スピードで何度もチャンス作ってたのに惜しい!」
「シュート数も互角だったし、あとは決めるだけ」
「まだまだ上を目指せる内容。下を向く必要はない」
「ショルツ選手のクロスや室屋選手の攻撃参加、もっと活かせたら…!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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