試合分析・戦評
サンガスタジアム by KYOCERAで行われた京都サンガF.C.とアルビレックス新潟の一戦は、両者が激しく主導権を奪い合う熱戦となった。序盤から新潟が積極的に仕掛け、ダニーロ ゴメス選手を起点に何度もサイドをえぐるなど、前半は高いポゼッション率を記録。しかし、先にネットを揺らしたのはその新潟だった。前半29分、ダニーロ ゴメス選手が右サイドから中央に切り込み、左足でミドルシュートを叩き込む豪快なゴールで先制。
しかし京都もその直後、M.トゥーリオ選手が同点弾。平戸選手の反応の良いパスを受けて、冷静にGKとの1対1を制した。そして前半アディショナルタイム、原選手のドリブルから中央へ折り返したボールに再びM.トゥーリオ選手が反応し、華麗なダイレクトシュートで逆転に成功した。
後半は新潟がボールを保持しながら追撃を試みるも、京都の組織的な守備と高い集中力の前に決定機を作れず。京都は福田選手や長沢選手らを起点にカウンターでチャンスを作り、追加点こそ奪えなかったが、後半のシュート数・ゴール期待値ともに上回る内容で主導権を握った。
試合終盤には新潟が波状攻撃を仕掛けるも、京都は3バックへの布陣変更で守備を固め、麻田選手らの奮闘によりリードを守り切った。結果、京都がホームで2-1の勝利を収め、連勝・4試合無敗を達成。対する新潟は4連敗と厳しい状況が続く結果となった。
これからに向けて
京都は今節も粘り強い試合運びで勝点3を獲得し、4戦負けなし・2連勝と好調を維持。特にマルコ トゥーリオ選手の決定力は圧巻で、今季を象徴する存在に成長している。中盤では平戸選手が攻守に渡って存在感を見せ、原選手と福田選手の両翼も積極的な攻撃参加で大きく貢献。チームとしての狙いが明確であり、相手に主導権を握られても焦れずに反撃できるメンタルの強さが光った。守備では太田選手を中心に最後まで集中を切らさず、新潟の猛攻を封じた。今後もこの堅守とトゥーリオ選手の決定力を武器に、上位進出を狙えるだろう。
アルビレックス新潟は敗れはしたものの、新潟はポゼッションやパスワークで試合を支配し、特に前半は良い形での攻撃を何度も演出した。ダニーロ ゴメス選手は切れ味鋭いドリブルと強烈なミドルで先制点を奪い、そのポテンシャルを証明。星選手や橋本選手ら新たに加わったメンバーも持ち味を発揮しており、チームの底上げが進んでいる。守備では藤田選手が何度も好セーブを見せて崩れなかった点も評価できる。今は結果に結びついていないが、ボール保持力や攻撃の意識には光があり、決定力さえ高められれば巻き返しは十分可能だ。次節以降の浮上に期待したい。
SNSの反応
京都サンガF.C.サポーターの反応
「マルコ トゥーリオ選手、今日も神だった。2発はエースの証!」
「福田選手のクロスの精度が今季一番いいんじゃないか?」
「平戸選手のセンスが光ってた!中盤の安定感が段違い」
「終盤の3バック変更はさすが!曺監督の采配に脱帽」
「無敗継続!この勢いでACL圏内も夢じゃない!」
アルビレックス新潟サポーターの反応
「ダニーロ ゴメス選手、今節は完全にキレてた。あのゴールは圧巻」
「パス回しは良かったけど、あと一歩が遠かった…」
「藤田選手のセーブなかったらもっと点取られてたかも」
「若手にもっとチャンスを!勢いが欲しい!」
「負けたけど、攻める姿勢は良かった。あとは結果だけ!」