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2025年 第18節 C大阪vs福岡

試合分析・戦評

勝点22で並ぶセレッソ大阪とアビスパ福岡の直接対決は、終盤にドラマが凝縮された――ヨドコウ桜スタジアムで行われた明治安田J1第18節。両軍とも〈3-4-2-1〉で構え、C大阪は北野颯太選手を今季リーグ戦5試合ぶりに先発へ、福岡は藤本一輝選手をトップ下に据えて臨んだ。序盤はホームチームが59%のポゼッションを握り香川真司選手やルーカス・フェルナンデス選手がテンポ良くパスワークを回すが、村上昌謙選手の好守に阻まれネットは揺れない。一方の福岡も紺野和也選手のドリブルと橋本悠選手のセットプレーで反撃。シュート数6対8、xG0.64対0.75と拮抗したままスコアレスで折り返した。

後半に入ると両監督が交代カードを切り合い、リズムが再構築される。C大阪は阪田澪哉選手を右ウイングバックへ投入し縦への推進力を確保。福岡は湯澤聖人選手投入で右サイドの厚みを増やし、77分には橋本選手の直接FKがポスト直撃、名古新太郎選手のボレーも福井光輝選手のファインセーブに阻まれる。ゲームが膠着しかけた83分、C大阪は中島元彦選手がバイタルでボールを奪うと、左足で前線へ差し込む。受けた柴山昌也選手がワンタッチで持ち出し、左足を振り抜いてゴール左下へ突き刺し先制。スタンドは一気に沸騰した。

その後の86分、福岡はウェリントン選手のヘディング弾で同点に見えたが、VARでわずかにオフサイド判定。期待が落胆へ転じた直後の90+8分、阪田選手の鋭いクロスにR・ハットン選手が右足ダイレクトで追加点を決め、試合を決定づけた。シュートは15本ずつながら枠内は8対4、最終的なxGも1.62対1.20でホームチームが上回り、2-0で2試合ぶりの白星を掴んだ。福井選手の安定感、交代カードの的中、そして終盤の集中力——C大阪は内容と結果を両立させ暫定8位へ浮上。福岡は8戦未勝利となったが、守備の粘りと名古選手・岩崎悠人選手らの前向きな仕掛けに光明が見えた一戦だった。

これからに向けて

セレッソ大阪は終盤の勝負強さが戻り、交代選手が結果を残したことは大きな収穫です。阪田選手の突破と柴山選手の決定力、R・ハットン選手のハードワークが前線に厚みをもたらしました。特に柴山選手が得点という形で自信を得たことで、2列目の競争が活性化するでしょう。守備面では西尾隆矢選手負傷後も三枚のスライドが機能し、畠中槙之輔選手を中心に高いラインを維持できました。課題はフィニッシュの精度。前半に決め切れず苦しい展開を招いた場面は今後上位勢と戦ううえで改善必須です。次節までの短い期間でもシュート練習とセットプレーの精度アップにフォーカスすれば、さらなる連勝も望めます。若手とベテランが融合しつつある今、チーム一丸で上位争いへ飛び込みましょう。

アビスパ福岡は8戦未勝利とはいえ、内容は確実に上向いています。今節も橋本選手のFKや湯澤選手のクロスなど、ゴールに迫る形は多彩でした。特に名古選手と岩崎選手が右サイドで連動し、中央の藤本選手がボールを引き出す動きはC大阪守備を何度も混乱させました。守備では志知選手と上島選手が空中戦で優位に立ち、村上選手のセービングも冴え渡りました。次に必要なのは“決め切る”勇気と落ち着きです。チャンスが生まれている今こそ、フィニッシュ局面での判断を磨き、得点が生まれれば流れは必ず変わります。ウェリントン選手の高さを活かすクロス、橋本選手のミドル、そして前田一誠選手の推進力——多様な武器を信じ、ホームで勝利の喜びを取り戻しましょう。

SNSの反応

C大阪サポーター
「柴山選手、ホーム初ゴールおめでとう!桜色の未来が見えた🌸」
「福井選手の神セーブ連発でクリーンシート!安心感ハンパない」
「VAR助かった…でも最後まで攻めたハットン選手に拍手👏」
「阪田選手の走力が効いてた。右サイドが活性化!」
「ベンチワーク完璧。小菊監督ナイス采配💮」

福岡サポーター
「ウェリントン選手のゴール取り消し…泣いた😭」
「村上選手、今日も当たってた!守護神頼りになる」
「名古選手と岩崎選手の右サイド突破が熱かった🔥」
「決定力さえ上がれば絶対勝てる内容。次こそ!」
「遠征組も歌声止めず。サポの一体感こそアビスパの強み💙」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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