試合分析・戦評
J1第16節、FC東京はホームにヴィッセル神戸を迎え、1-0で勝利を収めた。試合は序盤から神戸がボールを握る展開となり、エリキ選手や宮代選手を中心にサイドからチャンスを構築。FC東京はGK波多野選手のセーブでしのぐ時間が続いた。序盤から激しい攻防が続き、前半は両チームともに無得点のまま折り返す。
後半に入るとFC東京が徐々にテンポを掴み、マルセロヒアン選手や遠藤選手が鋭い突破を見せる。特に中盤でのボール奪取から素早く縦に展開する攻撃が神戸守備陣を揺さぶり、試合の主導権を掌握していった。
後半終盤には交代選手も効果的に機能。安斎選手の積極的な仕掛けが実を結び、相手DFのハンドを誘発しPKを獲得。キッカーはこの日果敢に攻め続けたマルセロヒアン選手。冷静に左下へ決め、貴重な先制点をもたらした。
試合を通してFC東京は17本のシュートを放ち、ゴール期待値は2.72を記録。対する神戸は15本のシュートで期待値1.04と、数字でもFC東京が内容で勝ったことが表れている。特に後半は運動量と連動性で神戸を上回った。
昨季王者・神戸に対して、内容でも結果でも上回ったFC東京。守備の集中力と攻撃の迫力が噛み合った理想的なゲーム運びで、今季初の連勝を達成した。
今後
今節で今季初の連勝を飾ったFC東京。波多野選手のビッグセーブや、交代策が機能した点は、チーム全体の底上げを感じさせる内容だった。マルセロヒアン選手の突破力と得点力が大きな武器となっており、今後の攻撃の軸としてさらに輝きを増しそうだ。縦への速さを武器に、今後も上位進出を狙えるだろう。
惜しくも敗れた神戸だが、前半は高いポゼッションとサイド攻撃で多くのチャンスを作り、攻撃力の高さは健在。特に宮代選手やエリキ選手のポジショニングと仕掛けはFC東京守備陣を何度も脅かした。大迫選手の投入後はさらに前線に迫力が加わり、ゴールまであと一歩の場面も多かった。次節での巻き返しに期待したい。
SNSの反応
FC東京サポーター
「波多野選手、神セーブ連発!勝利の立役者!」
「マルセロヒアン選手、ついに決めた!ゴールに相応しい活躍」
「後半からの縦への速さ、これぞ東京のスタイル!」
「交代策が完璧すぎる。安斎選手もナイスシュート!」
「この勝ち方、チームの自信になる!」
神戸サポーター
「内容は悪くなかった。あとは決め切るだけ」
「宮代選手、ポストプレーもシュートも効いてた!」
「前半の展開は完璧だった。惜しかった…」
「交代策が裏目に出たかも。次は立て直してほしい」
「PKは仕方ない。気持ち切り替えて次に期待!」