試合分析・戦評
ともに直近5試合で勝利のなかった横浜FCと福岡。悪い流れを断ち切りたい両者の激突は、快晴のニッパツ三ツ沢球技場で幕を開けた。ホームの横浜FCは3-4-2-1の布陣で、長身の櫻川選手を起点とする攻撃を展開。右サイドの村田選手やユーリララ選手が積極的に仕掛け、前半からシュートチャンスを量産した。特に室井選手のシュートがポストに当たる場面など、惜しいシーンも多かったが、ゴールには至らず前半はスコアレスで終了。
後半に入り、横浜FCがさらにギアを上げる。後半14分、村田選手のドリブルからのクロスを福岡DFがクリアしきれず、そのこぼれ球に反応した室井選手が冷静に左足でフィニッシュ。これがJ1初先発となった室井選手の記念すべき初ゴールとなった。この一撃で勢いづいた横浜FCだったが、そこからは福岡の反撃に耐える時間帯が続く。
福岡は名古選手や紺野選手、田代選手らを投入し攻撃の活性化を図り、シュート数では最終的に12本と横浜FCを上回った。しかし、横浜FC守備陣の集中力は高く、特にGK市川選手が要所でファインセーブを見せ、ゴールを死守。アディショナルタイムの福岡の猛攻にも落ち着いて対応し、試合は1-0で終了。
スタッツではポゼッションやシュート本数に大差はなかったが、決定機の質と守備の堅さで横浜FCが上回った印象。この勝利で横浜FCは6試合ぶりの白星を挙げ、今後の浮上のきっかけを掴んだ。
今後
🔵 横浜FCは、6試合ぶりの勝利はチームにとって非常に大きな意味を持つ結果となりました。室井選手のJ1初ゴールという若手の台頭に加え、櫻川選手の起点力、守備陣の集中力など、攻守にわたり成果が見られました。次節以降もこの試合の勢いを活かし、さらなる勝点獲得に期待したいところです。
⚫ アビスパ福岡は、後半からの反撃は見事で、選手交代もうまく機能していました。名古選手を中心に攻撃の形はしっかり作れており、惜しいシーンも多数。今回は1点が遠かったものの、試合終盤に見せた攻勢は今後の試合に確実に繋がる内容でした。修正力と粘り強さで次節こそ勝利を掴みたいところです。
SNSの反応
🔵 横浜FCサポーター
「室井選手のゴールに涙!よく決めた!」
「市川選手のスーパーセーブがなければ同点だった。守護神すぎる」
「櫻川選手、惜しい場面多かったけど存在感すごかった」
「やっと勝てた…この1勝が次に繋がる!」
「若手とベテランがかみ合ってきた印象。希望が見えた!」
⚫ 福岡サポーター
「チャンスは作れてたし、内容は悪くなかった」
「市川選手が当たりすぎてた…」
「最後まで攻めた姿勢には拍手」
「得点が取れないのが続くとしんどい…でも前向いていこう!」
「次はホームで流れ変えよう!切り替え大事!」