試合分析・戦評
J1第15節、ヴィッセル神戸とセレッソ大阪による関西ダービーは、1-3でアウェイのセレッソ大阪が勝利を収めた。
試合は神戸のキックオフでスタート。前半は神戸が高い守備強度と素早いサイド展開を武器に主導権を握った。エリキ選手や佐々木選手を中心に何度もゴール前に迫るも、セレッソ守備陣の粘りに阻まれる。迎えた前半45分、宮代選手がペナルティエリア左でボールを収め、左足で冷静に流し込んで先制。理想的な展開に思われたが、その直後の47分、セレッソの上門選手が反撃。喜田選手の絶妙なスルーパスに抜け出し、すぐさま同点に追いつく。
後半に入っても神戸がやや押し気味に進めるも、時間が経つごとにセレッソの縦に速い攻撃が冴え渡る。途中出場の中島選手やLフェルナンデス選手、そして高橋選手らが攻撃に厚みをもたらし、後半38分にはRハットン選手の折り返しを柴山選手が冷静に流し込んで逆転に成功。神戸も大迫選手の投入で攻勢を強めたが、ゴールネットを揺らすには至らず、逆に後半51分、Rハットン選手が追加点を決めて試合を決定づけた。
スタッツ上ではシュート数こそ神戸が上回ったが、枠内シュート、決定機の質ではセレッソが一枚上手。ゴール期待値(xG)でも神戸1.70に対しセレッソ0.98と、効率的な攻撃で試合を制した形となった。
今後
🔮ヴィッセル神戸
惜しくも連勝がストップしたものの、立ち上がりからの攻撃のリズムは非常に良く、前線の流動性や佐々木選手・エリキ選手の個の突破力は今後も大きな武器になる。守備面では後半の対応に課題が見られたが、先制点を挙げた宮代選手の存在感や大迫選手の復帰もポジティブ材料。ゲームを通して多くのチャンスを作ったことは、チーム全体のクオリティの高さを物語っている。次節では後半の守備バランスを見直し、さらなる勝点獲得を目指してほしい。
🔮セレッソ大阪
敵地でのダービーで貴重な勝利を収めたことは、今後のチームにとって大きな自信となるだろう。特に途中出場選手が結果を出したことは層の厚さを感じさせ、中島選手や柴山選手、Lフェルナンデス選手などの攻撃的な布陣が機能した。また、守護神・福井選手の安定したセービングや喜田選手の中盤でのパス供給も光った。試合の流れを読み、少ないチャンスを確実に得点につなげるセレッソらしさが際立った試合だった。
SNSの反応
ヴィッセル神戸サポーターの反応
「前半の展開は完璧だっただけに悔しい…。宮代選手のゴールは素晴らしかった!」
「エリキ選手の仕掛け、もっと活かしたい!決め切る力が課題かも」
「後半、足が止まったように見えた…。連戦の疲れ?」
「飯野選手のドリブル、良かったけど決定機に結びつけたい」
「次は立て直してくれるはず。この負けを無駄にしないでほしい!」
セレッソ大阪サポーターの反応
「Rハットン選手、すごすぎ!アシストにゴールに大活躍!」
「途中出場の柴山選手、最高の一撃!交代策ズバリ」
「喜田選手のパスセンスが光ったな〜!中盤が支配してた」
「守備も要所でしっかり締めた。進藤選手、ナイスクリア!」
「関西ダービー勝利はやっぱり気持ちいい!連勝頼む!」