試合分析・戦評
5連勝と絶好調の浦和レッズは、埼玉スタジアム2002にて、2連勝中のガンバ大阪を迎え撃った。両チームともに4-2-3-1の布陣で臨んだこの一戦は、序盤から拮抗した展開に。浦和は左サイドの松尾選手やMサヴィオ選手を起点に攻撃を仕掛け、前半20分には金子選手や長沼選手を絡めた崩しも見せたが、ガンバ大阪の福岡選手や中谷選手の粘り強い守備に阻まれた。
守備では浦和も食野選手や宇佐美選手のサイドアタックを警戒し、前半は枠内シュートを許しながらも粘り強く対応。しかし、後半8分、食野選手のクロスから山下選手が見事なヘディングシュートを決め、ガンバ大阪が先制に成功。この1点が勝敗を分ける決定打となった。
浦和は中島選手や荻原選手などを次々と投入し反撃を試みたが、シュートは12本を放ちながらも枠内0本。シュート期待値(xG)では浦和が1.07、G大阪が1.49と僅差ながら劣勢だった。特に、終盤のサヴィオ選手や松尾選手のシュートも決定力を欠き、最後まで得点には至らなかった。
一方のガンバ大阪は、得点以降も試合を巧みにコントロール。宇佐美選手の展開力や鈴木選手の走力も活き、途中出場の南野選手や岸本選手らが交代後の守備強度を高め、リードを守り切った。統計的にはシュート数12本同士と拮抗していたが、ガンバの試合運びの巧みさと効率性が際立った一戦となった。
今後
◆浦和レッズ
連勝は止まったものの、終盤まで攻め続ける姿勢を見せたことは評価に値する。特に中島選手や荻原選手といった途中出場の選手が活力をもたらしており、選手層の厚さを再確認できる内容だった。課題は決定力と最後の精度。修正次第で再び上位戦線に返り咲けるポテンシャルを持っている。
◆ガンバ大阪
アウェイでの価値ある勝利。今季の「先制時6戦6勝」という驚異の勝率は、試合運びの巧みさを象徴している。山下選手の決定力、食野選手のドリブルとクロス精度、宇佐美選手の冷静なゲームメイクがバランスよく融合。連勝をさらに伸ばすためには、このリズムを継続できるかがカギとなる。
SNSの反応
●浦和レッズサポーターの声
「シュート数は出てたのに枠にいかない…もったいない試合」
「牲川選手のピンチでのセーブは頼もしかった」
「中島選手の投入でもっと流れ変わるかと思ったが…」
「終盤の猛攻、あと一歩だった!次こそ決めてくれ!」
「5連勝は立派。ここで切り替えてまた連勝していこう!」
●ガンバ大阪サポーターの声
「山下選手のヘッド、鳥肌立った!」
「やっぱり食野選手の存在感がすごい。アシストも完璧」
「アウェイでの完封勝利、最高!守備陣ナイス!」
「ヒュメット選手の空中戦の強さが安心感すごい」
「宇佐美選手の視野の広さはチームを落ち着かせてるな」