試合分析・戦評
J1第15節、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで開催された一戦は、川崎フロンターレがホームで3-1とアルビレックス新潟を下し、約1ヶ月ぶりの勝利を飾った。序盤から両チームともに中盤を重視した構成を敷き、前線からの強度なプレスは控えめ。中盤にボールが入った瞬間に奪取を狙う網の張り合いが見られ、互いに大きなスペースを与えず慎重な立ち上がりとなった。
試合の均衡を破ったのは前半12分、川崎Fが獲得したFKの場面。脇坂選手が右足で放った見事なキックがゴール左上へと突き刺さり、先制に成功した。脇坂選手はこの試合でJ1通算200試合出場を達成しており、自身の記念試合を飾るゴールとなった。さらに前半35分には、今季J1初スタメンとなった若手の神田選手が、ジェジエウ選手からのパスにヘディングで合わせて追加点。川崎Fが試合を優位に進める。
新潟も高木選手、小野選手、谷口選手らを中心に反撃を試み、クロスやサイド攻撃を多用。後半に入ってからは新潟がボール保持率を高め、終盤にかけて13本ものシュートを放ったが、川崎FのGK山口選手が要所で好セーブを見せ、ゴールを許さない。
後半アディショナルタイムには途中出場の大関選手が見事なゴールを決めてダメ押し。最終盤に奥村選手のゴールで一矢報いた新潟だったが、反撃は及ばず。終始落ち着いたゲーム運びを見せた川崎Fが、3-1で勝利を収めた。
川崎Fはセットプレーを的確に活かした得点と、若手選手の躍動が光った試合となった。一方の新潟は後半にかけて主導権を握る時間もあったが、決定力に欠け、流れを引き寄せきれなかった。
これからに向けて
川崎フロンターレはこの試合では、脇坂選手のキック精度や神田選手の初ゴール、大関選手の決定力など、選手層の厚さと将来性が際立ちました。特に神田選手と大関選手といった若手が結果を残したことは、チームの今後にとって非常に心強い材料です。加えて、GK山口選手の安定感あるセービングは、守備陣全体に安心感をもたらしました。この勝利をきっかけに、再び上位争いへと加わっていく可能性が十分にあるでしょう。
アルビレックス新潟は試合全体で13本のシュートを放ち、後半は特に高いポゼッションと攻撃意識を見せていた新潟。奥村選手の終盤の得点は、今後に繋がるポジティブな兆しです。また、稲村選手と舞行龍ジェームズ選手はパス数100本を超えるなど、ビルドアップの質も安定していました。惜しくも勝利には届きませんでしたが、内容面では確かな前進が見られ、次節以降の巻き返しに期待が高まります。
SNSの反応
川崎フロンターレのサポーターより
「神田選手のゴール鳥肌立った!未来のエースだよこれは。」
「脇坂選手200試合達成&ゴールおめでとう!最高の記念試合になった!」
「やっぱりセットプレーからの得点は大きい。ジェジエウ選手の存在感すごい。」
「山口選手、今夜も神セーブ連発だった…!」
「大関選手のゴールで締める展開、劇場感あってたまらん!」
アルビレックス新潟のサポーターより
「惜しい場面たくさんあった…悔しいけど、次に繋がる試合だった。」
「奥村選手のゴール、最後まで諦めない姿勢に感動した!」
「支配率も上回ってたし、あとはフィニッシュの精度だけだね。」
「稲村選手のパス精度は本当に頼もしい存在。」
「ダニーロゴメス選手の突破はもっと活かせるはず、次節期待!」