試合分析・戦評
県立カシマサッカースタジアムで行われたJ1第14節、鹿島アントラーズとFC町田ゼルビアの一戦は、鹿島が1-0で勝利を収めた。試合開始から主導権を握ったのはホームの鹿島。柴崎選手やチャヴリッチ選手を軸に高いポゼッション率で町田を押し込む展開を見せる。町田も中山選手や望月選手らによるドリブル突破でチャンスを伺うが、なかなかシュートには至らない。
前半39分、鈴木選手のスルーパスを受けた安西選手がゴール前に絶妙なクロスを供給。これに田川選手が反応し、左足で冷静に決めて先制点を奪う。この1点は、今季鹿島が先制した試合で8度目となり、そのうち7勝を記録しているデータ通り、鹿島にとって非常に価値のある先制点となった。
後半に入ってからも鹿島は落ち着いたゲーム運びを続けるが、町田が選手交代を機に反撃。ナサンホ選手やオセフン選手らが攻撃を牽引し、後半は町田がわずかにポゼッションで上回る場面もあった。しかし、キムテヒョン選手や三竿選手を中心とした鹿島の守備陣は冷静に対応。ゴールキーパーの早川選手も幾度となくビッグセーブを見せ、町田の猛攻をシャットアウトした。
最終的なシュート数は鹿島11本、町田10本と拮抗し、枠内シュートでも町田が鹿島を上回る場面があったが、ゴール期待値では鹿島が1.25、町田が0.63と、内容面でも鹿島がやや上回っていた。鹿島はこれで4連勝、しかも3試合連続無失点と好調をキープ。一方の町田は、終盤にかけて攻勢を強めたものの、あと一歩の精度を欠き、勝点を奪えなかった。
今後
鹿島は今節で4連勝を達成し、守備面では3試合連続のクリーンシートと安定感が際立った。特に三竿選手や早川選手のパフォーマンスが光り、試合終盤の集中力の高さが勝因となった。攻撃面でもチャヴリッチ選手、鈴木選手、田川選手らがコンビネーションを見せており、徐々に得点パターンが明確になりつつある。連戦の中でもスタメンとベンチメンバーの連携が取れており、今後の上位争いに向けて非常にポジティブな内容だ。
町田は前半こそ鹿島に押し込まれる展開だったが、後半はナサンホ選手やオセフン選手を投入し、リズムを取り戻した。終盤には相馬選手を起点とした左サイドから何度も決定機を作り出し、相手ゴールを脅かすシーンも多かった。シュート数・枠内シュート数でも互角以上に渡り合い、内容的には収穫の多い試合だった。これを糧に、次節以降での巻き返しに期待したい。
SNSの反応
鹿島アントラーズサポーター
「田川選手のゴール、鳥肌立った!安西選手のクロスも完璧すぎる」
「4連勝&クリーンシート3試合連続って…最高のGWだ」
「チャヴリッチ選手の仕掛けが効いてる!今日も素晴らしかった」
「柴崎選手の存在感が凄い。攻守にわたって効いてた」
「早川選手の神セーブ連発、まじで感謝しかない」
FC町田ゼルビアサポーター
「後半の攻めは悪くなかった!ナサンホ選手、オセフン選手いい感じ」
「町田らしさ出てきたし、次こそ勝点欲しい」
「失点は悔しいけど、最後まで諦めない姿勢に胸を打たれた」
「ドレシェヴィッチ選手の守備とビルドアップ、存在感あった」
「相馬選手、今日はキレキレだった!クロスもっと活かしたい」