試合分析・戦評
J1第14節、横浜F・マリノスは日産スタジアムで柏レイソルと対戦。ホームでの意地を見せたい横浜FMだったが、結果は0-2の完敗。公式戦5連敗という苦境からの脱出はならなかった。
試合は立ち上がりから柏が高いポゼッションを維持し、テンポの良いパスワークで主導権を握る。特に前半は小屋松選手や久保選手が起点となり、再三チャンスを創出。横浜FMは宮市選手や井上選手がサイドから打開を図るも、中央での決定機を作り出せず、前半をシュート1本に抑えられた。
後半11分、柏の先制点が生まれる。途中出場のジエゴ選手のクロスに反応した垣田選手のパスを、小泉選手が冷静に流し込み先制。柏はこの先制点でさらにリズムに乗る。一方、横浜FMは交代カードで流れを変えにかかり、山根選手や遠野選手、エウベル選手の投入で勢いを得るも、最後の局面で柏の堅守に阻まれ続けた。
迎えた後半アディショナルタイム、久保選手のクロスを木下選手が合わせて柏が追加点。試合を決定づける一撃となり、横浜FMはホームで完封負け。全体でシュート数こそ10本に伸びたものの、枠内シュートはわずか1本と精度を欠いた。
柏は狙い通りの試合運びで、22本のシュート、5本の枠内シュートを記録し、ゴール期待値2.07というスタッツにふさわしい勝利を手にした。
今後
横浜F・マリノスは、試合終盤には遠野選手や山根選手らが果敢にゴールへ迫り、後半は明確に攻撃の改善が見られた。チャンスの数も後半だけで9本のシュートを記録しており、ゴールまであと一歩という場面もあった。攻撃のアイディアやビルドアップに工夫を加えることで、今後の巻き返しが十分可能。主力のコンディション調整とメンタルの立て直しがカギを握る。
柏レイソルは、攻守において非常に安定感のあるパフォーマンスを見せ、試合を通して主導権を握り続けた。特に久保選手の積極性や小泉選手の冷静なフィニッシュは今後の戦いでも鍵となるだろう。選手層の厚みも感じられる交代策が功を奏し、チーム全体としての完成度が高まってきている。この勢いを維持できれば、上位進出も見えてくる。
SNSの反応
横浜F・マリノスサポーター
「最後まで応援したけど、決めきれないのが今の課題…」
「遠野選手の動きは良かった!次こそ勝ってくれ!」
「シュート数は増えたけど、精度が足りないよなあ」
「ビルドアップは良くなったと思う、あとはフィニッシュだけ!」
「もう一度マリノスらしさを取り戻してほしい…」
柏レイソルサポーター
「久保選手すごすぎ!攻撃の起点になってた」
「小泉選手のゴール、冷静すぎる!ナイスフィニッシュ!」
「これで5戦無敗!チームの調子が上がってきた」
「木下選手の追加点で安心した!完封勝利気持ちいい!」
「監督の采配がズバリ的中した試合だった!」