MENU

2025年 第12節 FC東京vsG大阪

試合分析・戦評

J1第12節・国立競技場。序盤はFC東京が3−4−2−1の可変3バックで高い位置からプレスを掛け、ボールロスト直後の即時奪回で主導権を掌握した。一方、4−2−3−1のG大阪はIジェバリ選手を起点にサイドへ散らし、満田選手の右足FKや黒川選手の縦への推進力で応戦するも、枠内シュート0本と決定打を欠く展開となった。前半終了時点でシュート数7対5、xGは0.55対0.35と数字上もFC東京がわずかに上回りながらスコアレス。ここまでは一森選手の好セーブと中谷選手を中心としたG大阪守備陣の粘りが光った。​​

後半も流れは大きく変わらず、G大阪が55%のポゼッションを保持しながらもゴール前で精度を欠き、Iジェバリ選手の6本目のシュートも枠を外れる。試合を動かしたのは66分の3枚替えで攻撃的カードを切ったFC東京。長友選手の豊富な上下動で左サイドの起点を作り直すと、86分に途中出場の俵積田選手が自陣からのスラロームドリブルで中央突破。右足の一撃で均衡を破った。追いつきたいG大阪は宇佐美選手、倉田選手を投入してパワーを掛けるが、守備が前掛かりになった90分、高選手が橋本選手とのワンツーからミドルシュートを突き刺し2−0。さらにアディショナルタイムには細かいパスワークからオウンゴールを誘発し、今季最多タイの3得点で試合を締めた。最終スタッツはシュート12対13、枠内10対1、xG1.07対0.95。数字以上にゴール前での質の差が際立った一戦で、9試合ぶりの白星を飾ったFC東京がホームサポーター4万4519人の歓声を浴びた。​​

今後

FC東京は3−0というスコア以上に、交代策が狙い通りにハマった事実が大きな収穫です。俵積田選手や高選手など若手の躍動は層の厚みを示し、終盤でも運動量を落とさずゴールへ向かう姿勢は次節以降の自信につながるはず。守備面でも岡選手を中心に中央を締め、被枠内シュート1本に抑えた集中力は評価ポイント。ここまで課題だった決定力とゲームクロージングを同時に克服できたことで、上位戦線へ食い込む足掛かりをつかみました。引き続きハイプレスと切り替え速度を武器に、アウェイでも同じ強度を維持できれば連勝は十分狙えます。

ガンバ大阪は敗れはしたものの、試合を通してボール保持率で上回り(55%)、終盤まで主導権を握る場面を多く作れたことはポジティブ。Iジェバリ選手がシュートを量産し、黒川選手・満田選手の両ウイングバックがサイドで優位を作った攻撃は再現性が高く、あとはフィニッシュ精度を上げるだけです。守備でも中谷選手を軸にゴール前のブロックは機能しており、最後の失点はリスクを冒した時間帯の結果。宇佐美選手・倉田選手ら復帰組のコンディションが整えば前線の選択肢が増え、多彩な崩しが期待できます。ビルドアップの質を保ちつつ、ミドルやセットプレーの一刺しを磨けば勝点は自然と積み上がるでしょう。

SNSの反応

FC東京サポーター
「俵積田選手のドリブル、国立がどよめいた!未来のエース確定」
「高選手のミドルがエグい。あのコースに突き刺すメンタル強すぎ」
「小泉選手300試合達成おめでとう!節目を勝利で飾れて最高」
「長友選手の声かけが全員を鼓舞してた。ベテランの価値を再確認」
「3点目まで攻め続けた姿勢に感動。これぞ東京のサッカー!」

ガンバ大阪サポーター
「内容は悪くなかった…決め切るだけ!次こそジェバリ選手頼む!」
「黒川選手の突破は今日もキレキレ。ラストパスが合えば量産体制」
「一森選手の神セーブ多すぎ。前半は彼のおかげで耐えられた」
「満田選手のキック精度は武器。セットプレーから一発欲しかった」
「悔しいけどチャントが最後まで止まらなかった。次節こそ勝利を!」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

目次