試合分析・戦評
前節で8試合ぶりの黒星を喫したアビスパ福岡は、ホーム・ベスト電器スタジアムでファジアーノ岡山を迎え撃ちました。
福岡は4-2-3-1の布陣で臨み、前半7分にコーナーキックから安藤選手がヘディングシュートを決め、幸先よく先制に成功します。名古選手の正確なキックと安藤選手の反応の速さが光りました。
その後は岡山にボールを持たせつつ、守備ブロックを敷いて試合をコントロール。秋野選手、松岡選手を中心とした中盤の守備が堅く、岡山に決定機をほとんど与えませんでした。
岡山は3-4-2-1の布陣で、一美選手を起点に攻め込みますが、決定力を欠き、前半は福岡がリードしたまま折り返します。
後半に入ると、岡山が交代カードを積極的に切り、ルカオ選手、加藤選手らを投入。特にルカオ選手が前線で起点となり、福岡守備陣を押し込む展開に持ち込みます。
福岡もウェリントン選手や金森選手を投入して応戦しますが、時間とともに岡山の圧力が強まり、防戦一方に。
試合はこのまま福岡が逃げ切るかと思われましたが、後半アディショナルタイム、岡山が右サイドからの連続攻撃を展開。
最後は岩渕選手のパスを受けた田部井選手がクロスを供給し、ルカオ選手が中央で合わせてゴール!
劇的な同点弾となり、試合は1-1のドローで終了しました。
シュート数では福岡11本、岡山12本とほぼ互角ながら、ゴール期待値(xG)は福岡0.52に対し岡山は1.66。
後半の岡山の猛攻が数値にも表れた結果となりました。
福岡にとってはあと一歩で勝ち点3を逃す悔しいドロー、岡山にとっては連戦に弾みをつける価値あるドローとなりました。
今後
福岡は試合の入り方が素晴らしく、安藤選手の先制点に象徴されるように、セットプレーの強さを改めて証明しました。
試合運びも非常に冷静で、主導権を握りながら時間を進める術を備えています。
惜しくも勝ち切れなかったものの、粘り強い守備とカウンターの鋭さは大きな武器です。
次節以降は、後半の圧力を受けた時間帯でのボール保持や逃げ切りの精度を高めることで、さらに上位進出が期待できます。
岡山は交代選手が流れを大きく変えた点が非常にポジティブでした。特にルカオ選手、岩渕選手、加藤選手の積極性が目立ち、終盤にかけての攻勢は圧巻。
最後まで諦めずに同点ゴールをもぎ取ったメンタリティは、連戦を乗り切るうえで大きな自信となるでしょう。
今後は前半からもう少しリズムよくゴールに向かえるようになれば、更なる飛躍も期待できます。
SNSの反応
アビスパ福岡サポーター
「安藤選手のゴール、さすがキャプテン!」
「前半のコントロールは完璧だっただけに悔しい…」
「名古選手のCK精度が本当に頼もしい」
「最後まで戦った選手たちに拍手」
「次は絶対に勝って連勝街道に乗ろう!」
ファジアーノ岡山サポーター
「ルカオ選手!本当に救世主だった!」
「岩渕選手のパス、痺れた!!」
「最後まで走りきったみんなに感謝」
「あの同点ゴールは泣けた…」
「これからもっと点が取れるチームになりそう!」