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2025年 第12節 町田vs湘南

試合分析・戦評

町田ゼルビアは〈3-4-2-1〉で立ち上がりからアグレッシブなプレスを敢行し、相馬勇紀選手やMデューク選手を起点にサイドから厚みのある攻撃を展開。前半だけでシュート8本を放ちゴール期待値0.81を記録したが、あと一歩の精度を欠きスコアレスで折り返した。対する湘南ベルマーレはポゼッション58%を保ちながらもシュート数は限られ、守護神・上福元直人選手の好守で耐える時間が続く。後半は湘南が主導権を握り始め、奥野耕平選手や福田翔生選手がボール保持からリズムを作り、町田のプレス隊形を背後へ引き出すことでチャンスを増産。町田も途中出場の桑山哲也選手や藤尾翔太選手を投入して前線を活性化し、終盤にかけて互いにオープンな展開となる。
決定機を逃し続けた町田にとって痛恨だったのは後半アディショナルタイム48分。右サイドで福田選手がDFを引き付けて折り返すと、途中出場の池田昌生選手が中央で右足を振り抜きゴール左隅に決めた。湘南は今季「先制試合4戦4勝」の勝率100%を維持し、厳しいアウェイで貴重な勝点3を獲得。町田はシュート11本、xG1.12を記録しながら3試合連続ノーゴールとなり、フィニッシュの質と終盤のゲームマネジメントが課題として浮き彫りになった。一方の湘南は守備組織の粘りと交代策の的中で、連敗を3で止める価値ある白星を手にした。観衆7,683人が息を呑んだ劇的結末は、勝敗を分ける“決定力”と“勝負強さ”の対比を際立たせたと言える。

今後

町田ゼルビアへはスコアこそ伴わなかったものの、序盤から前線の連動プレスでボールを奪いショートカウンターに移行するチームコンセプトは確実に浸透しています。特に相馬選手の左サイド突破とナサンホ選手のカットインは相手守備を大きく揺さぶり、xGが示すようにゴールまでは紙一重でした。守備面でも昌子源選手を中心に最終ラインのカバーリングが向上しており、失点は終盤の一瞬のみ。次節へ向けては「最後の局面の精度」と「リードしていない状況での選手交代のタイミング」を微調整できれば、内容と結果が噛み合うはずです。チーム全体の走行距離・デュエル勝率は依然リーグ上位。今の攻撃姿勢を継続しつつ、得点が遠い現状を突破できれば、一気に上位争いへ返り咲くポテンシャルは十分にあります。

湘南ベルマーレは連敗で迎えたアウェイゲームで、選手たちは勝利への執念を90+3分まで途切れさせませんでした。上福元選手のビッグセーブが流れを呼び込み、終盤には池田選手、福田選手ら途中出場組が決勝点を演出。層の厚さと指揮官の交代采配が光りました。また、舘幸希選手を中心とした3バックはクロス対応で即時にリトリートし、ペナルティエリア内で相手に自由を与えない集中力を披露。今季“先制試合全勝”というデータが示すように、リードしてからの時間帯マネジメントが成熟しています。攻撃面ではポゼッションビルドアップに緩急が生まれ、若手の根本選手・鈴木淳之介選手が要所で縦パスを差し込みチャンスメイク。今後はセットプレー得点をもう一段上積みできれば、上位陣とも互角以上に渡り合えるはずです。

SNSの反応

町田ゼルビアサポーター
「決め切れない…でも相馬選手の突破はリーグ屈指、次は必ずゴールへ!」
「3試合無得点でも内容は悪くない。Mデューク選手との連携もっと見たい」
「上福元選手が神だっただけ。谷選手の落ち着きも成長を感じる」
「終盤の失点は悔しいけど、この悔しさが次節の原動力になるはず」
「観客7,683人の前で最後まで走り切った姿勢に拍手。切り替えて行こう!」

湘南ベルマーレサポーター
「池田選手の劇的弾!“湘南らしさ”全開の走力とメンタリティに痺れた」
「上福元選手がスーパーセーブ連発。守護神がいると安心感が違う」
「福田選手のパス精度エグい!途中出場で試合を変える力が頼もしい」
「4勝0敗の“先制神話”継続!後ろが締まるから攻撃に厚みが出るね」
「遠征組のチャントが最後まで響いた!チームとサポの一体感最高」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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