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2025年 第12節 柏vs新潟

試合分析・戦評

J1第12節・柏レイソル対アルビレックス新潟は 1?1 のドロー。序盤は新潟が[4-4-2]で前線から連動したプレッシングを仕掛け、柏のビルドアップに揺さぶりを掛けた。前半12分、長谷川元希選手へのスルーパスに成瀬竣平選手が対応し切れずPKを献上。キッカー小見洋太選手が右上へ沈め、新潟が先制する。
失点後の柏は中盤底で熊坂光希選手がテンポを作り、山田雄士選手と小屋松知哉選手がハーフスペースへ頻繁に顔を出して数的優位を確保。32分、久保藤次郎選手→山田選手→渡井理己選手とワンタッチを繋ぎ、渡井選手が右足で同点弾。新潟守備のスライドが僅かに遅れた瞬間を突く“柏らしい”崩しだった。

以降は柏がボール保持率60%で主導権を握り(最終パス本数650本)?2025年第12節_柏vs新潟、左右からクロスを供給。だが吉満大介選手の好守と最終ラインの粘りに遭い、期待値1.04のチャンスを仕留め切れない。一方の新潟はダニーロゴメス選手投入後にカウンターの鋭さを増し、xG1.57と内容では互角以上。終盤にはミゲル・シルヴェイラ選手投入で高さと推進力を加えたが、柏CB田中隼人選手のブロックに阻まれた。
柏にとってはリーグ戦7戦無敗を維持したものの、上位定着へ向け「2点目」が課題。新潟は2戦連続ドローながら、前半からアグレッシブに主導権を握る時間を作り、下位脱出への手応えを得る内容となった。両軍ともゲームプランは機能したが、決定力不足が勝点2を分けた試合と言える。

今後

柏はビハインドを背負った局面でも慌てず、熊坂選手をアンカーに据えた[3-4-2-1]の形でボールを保持。特筆すべきは渡井選手、小屋松選手、山田選手が縦横に入れ替わる可変的な2列目だ。彼らがライン間を流動的に使うことで新潟の4バックを横に拡げ、中央にスペースを創出できていた。後半は細谷真大選手、木下康介選手ら高さと裏抜けを兼ね備えたカードを切り、クロスの質も向上。あとはフィニッシュ局面での落ち着きと、リード時でも同じテンポを保つゲームマネジメントが整えば、ホームでの勝点3は自然と積み上がるだろう。無敗街道を伸ばしている守備の安定感は大きな自信。次節以降、早い時間帯で先制を奪えれば上位戦線を牽引する存在になれる。

新潟は開始からアグレッシブにプレスを掛け、早々にPKで先制。前線からの守備が嵌まった時間帯には、星雄次選手と奥村仁選手が内側に絞ってトライアングルを形成し、中央経由でチャンスメイクする形が機能した。後半途中から投入されたダニーロゴメス選手はドリブル成功5回と違いを生み、笠井佳祐選手との縦関係で柏守備を混乱させた点も光明だ。xGで上回ったように、ラストパスとシュート精度が噛み合えば勝点3は近い。セットプレーでの迫力も増しており、ミゲル・シルヴェイラ選手の高さを活かしたオプションは今後の武器。守備ではJゲリア選手を中心にブロックの間合いを修正できており、失点数の抑制が確認できた。ここから連勝を掴むため、攻守の集中を90分間継続できれば上昇気流に乗れるはずだ。

SNSの反応

柏レイソルサポーター
「渡井選手のゴール、ワンタッチ3本で鳥肌!?」
「熊坂選手のアンカー、パス散らし神ってた」
「細谷選手の裏抜けあと5センチ…次は決めてくれ!」
「ジエゴ選手の投入で左サイド締まったの良き」
「無敗キープ!でもホームで勝ち切りたい?」

アルビレックス新潟サポーター
「小見選手、PKのメンタル強すぎ?」
「ダニーロゴメス選手、ドリブル無双で痺れた!」
「GK吉満選手、ビッグセーブ連発でMVPでしょ」
「今日は守備ブロックコンパクトで安心感あった」
「勝点1だけど内容◎ 次節こそ勝利を!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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