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2025年 第11節 名古屋vs広島

試合分析・戦評

J1第11節・豊田スタジアムは名古屋グランパスが2‑1でサンフレッチェ広島を下し、リーグ戦3試合ぶりの白星を飾った。名古屋はマテウス選手を右シャドーに配した[3‑4‑2‑1]でスタート。序盤は自陣にブロックを敷き、和泉選手と永井選手が両アウトサイドから素早く背後を突くカウンターを狙う。均衡を破ったのは前半40分。マテウス選手が右サイドから中央へ切り込み、左足でゴール左上へ突き刺す鮮烈な一撃で先制した。後半立ち上がりにも同選手が追加点。2点リード後は椎橋選手と稲垣選手のダブルボランチが最終ラインまで下がって5バック化し、幅を使う広島の攻撃を中央で遮断した。

対する広島は同じ[3‑4‑2‑1]だが自陣からのビルドアップでポゼッションを握り、川辺選手と東選手がハーフスペースを頻繁に突く。しかし前半は枠内1本にとどまり、名古屋の密集を突破できない。後半36分、途中出場の菅選手が左足でゴール右下に流し込み1点差とすると、右WBに回った越道選手を起点にクロスを雨あられと浴びせたが、最後は名古屋守護神シュミット選手の好守と集中したブロックに阻まれた。広島の総シュート11本に対し名古屋は6本ながら、要所で決め切ったホームチームが勝負強さを示した試合だった。​​2025年第11節_名古屋vs広島

今後

名古屋は連敗を免れたことでチームは再浮上への弾みを得た。特筆すべきはマテウス選手の決定力に加え、三國選手を右CBに据えた3バックの安定感だ。空中戦と対人守備に強い三國選手の投入で、終盤のクロス対応が改善。さらに、交代で入った原選手や菊地選手など若手がチームの強度を落とさず試合を締めた点も大きい。今後はボール保持時のビルドアップを磨き、リード時に受け身になり過ぎないゲームマネジメントを身に付けられれば、上位進出は十分狙える。次節以降も守備ブロック+高速カウンターのコンセプトを軸に、マテウス選手・永井選手の連係を高めつつ、後方からの組み立てに厚みを加えたい。

広島は連敗とはいえ、攻撃面での手応えは十分にあった。特に交代カードで投入された菅選手と越道選手の躍動は、サイドからの突破力に一層のバリエーションを与えた。終盤の“パワークロス”に加え、前半から狙っていたハーフスペース攻略もシュート期待値1.09が示すように機能し始めている。守備では一瞬のギャップを突かれた2失点を教訓に、切り替え局面のリスク管理を整理すれば立て直しは早いはず。次節以降は中村選手や荒木選手ら若手の推進力を活かしつつ、塩谷選手を中心とした3バックのラインコントロールを再確認し、先手を取る試合展開に持ち込みたい。

SNSの反応

名古屋グランパスサポーター
「マテウス選手200試合目で2ゴール!エースの貫禄🔥」
「三國選手の空中戦支配力ハンパない。後半の壁だった」
「永井選手のスプリント、まだまだ衰え知らずで感動」
「シュミット選手神セーブ連発!あれがなきゃ逆転されかねなかった」
「この勝利はグラサポ全員でつかんだ!次も豊スタで跳ねよう」

サンフレッチェ広島サポーター
「菅選手のゴールでスタンド爆発!逆転できなかったのが悔しい」
「越道選手のクロス精度が上がってきた。右サイドに夢しかない」
「2点ビハインドからでも諦めない姿勢に胸熱。次は勝とう」
「中村選手のスルーパスはやっぱり別格。決定機は作れてる」
「連敗でも内容はポジ。監督の采配と選手のハードワークに期待」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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