MENU

2025年第7節_鹿島vs神戸

試合前展望

ここまで4勝1分と好調の鹿島アントラーズが、ホームにてヴィッセル神戸を迎える一戦。レオセアラ選手の得点力が光る鹿島に対し、神戸は大迫勇也選手を先発起用し、反撃の糸口を探る。

堅守速攻を得意とする両チームのぶつかり合いは、互いの中盤の構成力とセットプレーで勝負が分かれそうだ。

前半

試合は神戸ボールでキックオフ。序盤から両チームともに前線へと素早くボールを運び、積極的な攻撃姿勢を見せた。2分には鹿島の舩橋勇真選手がペナルティエリア手前から左足でシュートを放ち、会場を沸かせる。続く5分には樋口雄太選手のFKに植田直通選手が合わせたが、惜しくも枠を外した。

神戸も7分、武藤嘉紀選手がエリキ選手のこぼれ球を拾いシュートを放つが、GK早川友基選手の好セーブに阻まれ得点には至らなかった。全体的には神戸がポゼッションでやや優位に立ちつつも、鹿島が鋭いカウンターでチャンスを作る展開。

中盤では濃野公人選手や安西幸輝選手がサイドで起点を作り、14分には小池裕太選手の折り返しから惜しい場面を演出。特に小池選手はサイドでの推進力と精度の高いクロスで攻撃の起点として機能していた。

33分、ついに試合が動く。チャヴリッチ選手のドリブルでの突破から、ペナルティエリア中央にいたレオセアラ選手が右足でゴール左下に流し込み、鹿島が先制。VARチェックもあったが、得点は認められた。

その後、神戸は大迫選手や広瀬陸斗選手が右サイドで反撃を試みるも、鹿島の守備陣が集中力を切らさず対応。特に関川郁万選手や植田選手の中央でのブロックが効いており、神戸に決定機を与えなかった。

前半のシュート数は鹿島が7本(枠内2本)、神戸が1本(枠内1本)。ポゼッションでは神戸がやや上回ったが、決定力の差がスコアに現れた。1-0で鹿島がリードして前半を折り返す。

後半

後半は鹿島のキックオフで再開。開始早々、安西選手が左サイドからクロスを上げ、攻撃の主導権を握る展開に。神戸も1分、エリキ選手のクロスでチャンスを作るが、鹿島DF陣が集中を切らさず対応。

時間が経過するにつれて、神戸がボール保持を増やし、ポゼッションで優勢に。しかし鹿島は守備ラインをコンパクトに保ち、スペースを消すことで神戸の攻撃を無力化していった。

60分過ぎには神戸が選手交代で流れを変えようとし、宮代大聖選手や汰木康也選手を投入。特に汰木選手は左サイドからドリブルでの仕掛けを見せ、クロスで幾度もチャンスを演出したが、鹿島の守備ブロックを崩しきれず。

鹿島はチャヴリッチ選手から師岡柊生選手へ、さらにレオセアラ選手から田川亨介選手へと前線をリフレッシュ。濃野選手の決定機や松村優太選手の終盤のミドルシュートも見られたが、追加点には至らず。

神戸も終盤にかけて猛攻を仕掛ける。特に右サイドからのGクリスマン選手の突破、大迫選手のポストプレーを起点としたシュートチャンスは迫力があった。42分には宮代選手の左からのシュートも惜しくもゴール上へ外れた。

後半のシュート数は鹿島が3本(枠内2本)、神戸が4本(枠内0本)で、試合全体では鹿島が10本、神戸が5本。最終的に得点は動かず、1-0で鹿島が逃げ切った。

総括

鹿島にとっては、今季の勝ちパターンとも言える「先制してからの守り切り」をしっかりと体現した試合だった。攻撃面では、サイドの小池裕太選手や安西幸輝選手が幅を持たせ、中でレオセアラ選手が存在感を発揮。守備では植田選手と関川選手が中央をがっちり固め、神戸に決定機らしい決定機をほとんど作らせなかった。

試合を通じて見えたのは、チームとしての一体感と、各選手が自分の役割を明確にこなす完成度の高さだ。ゴール期待値(xG)も鹿島が1.29、神戸が0.74と、数字上でも優勢だった。中盤での舩橋選手や樋口選手の運動量も評価すべきポイントだろう。

一方の神戸は、ボール保持の面では一定のリズムを掴んでいたものの、ラストパスの精度やシュートの質に課題を残す結果となった。エリキ選手のドリブルや大迫選手のポストプレーなど、個の力は見せたものの、それが連動してゴールにつながる形には至らなかった。

また、セットプレーの守備対応にも今後修正が求められそうだ。鹿島に比べてシュート本数や決定機の質においてやや物足りなさが残ったが、途中投入された汰木選手やGクリスマン選手など、勢いを持つ選手の起用がチームに活力を与えていた点は収穫だ。

結果として鹿島は開幕からの好調を継続し、神戸は悔しい敗戦となったが、両者ともにクオリティの高いプレーを随所に見せ、リーグ上位を狙えるポテンシャルを証明した一戦だった。

今後

鹿島アントラーズは、この試合でも、鹿島は堅実な守備と効率的な攻撃を武器に勝利を手繰り寄せました。先制後のゲームマネジメントも素晴らしく、チームとしての成熟度がうかがえます。レオセアラ選手の得点力に加え、小池選手やチャヴリッチ選手といった新戦力の活躍が続けば、今季のタイトル争いに名乗りを上げるのは確実でしょう。

ヴィッセル神戸は、惜しくも敗れはしましたが、ポゼッションで試合を支配し、多くの選手が積極的にゴールに向かう姿勢を見せてくれました。特に途中出場の汰木選手やGクリスマン選手の仕掛けには可能性を感じます。攻撃の連携がさらに深まれば、ゴール量産も近いはず。次節以降の巻き返しに期待したいところです。

個人的な思い

鹿島アントラーズ
・レオ・セアラ選手の先制点、素晴らしかった!今季6ゴール目、おめでとう!
・濃野公人選手がゴールを外した時、鈴木優磨選手が励ましていた姿に感動。チームの絆を感じる。
・首位キープ!この調子で次節も勝利を!

ヴィッセル神戸
・大迫勇也選手のプレー、惜しかったけど次に期待。
・エリキ選手のドリブル突破、見応えがあった!これからの活躍が楽しみ。
・順位は厳しいけど、まだシーズンは続く。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

目次