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2025年 第2節 C大阪 vs 湘南

試合前展望

2025年J1リーグ第2節、C大阪と湘南の一戦は、ヨドコウ桜スタジアムで行われた。C大阪は4-2-3-1、湘南は3-1-4-2の布陣を採用し、両チームとも前節からのスタメン変更はなかった。
過去の対戦成績はC大阪が24勝5分19敗とリードしているが、湘南も粘り強い守備と速攻で対抗する力を持つ。C大阪はボールを保持しながら主導権を握りたいが、湘南のプレスと縦に速い攻撃がカギとなる。特に湘南の前線にいる福田選手や鈴木章選手の動きが、C大阪守備陣にどれほど影響を与えるかが注目ポイントだ。

前半

試合はC大阪のキックオフでスタート。序盤は両チームとも慎重な入りを見せるが、湘南がややボールを持つ時間が長く、C大阪がカウンターを狙う展開となった。

前半5分、湘南の鈴木雄選手のスルーパスから福田選手がチャンスを作るも、C大阪の進藤選手が冷静にクリア。この試合最初の決定機は湘南に訪れるが、ゴールには至らない。湘南は積極的にクロスを入れ、セットプレーからも得点を狙うが、C大阪の守備陣が集中して対応する。

前半10分を過ぎてもC大阪はなかなかシュートに持ち込めず、湘南の守備ブロックを崩すことができない。ポゼッションはほぼ互角ながら、湘南の方が攻撃の形を作れている印象だ。

前半32分、試合が動く。小野瀬選手のスルーパスを福田選手がペナルティエリア内で受けると、すぐさま鈴木章選手へラストパス。鈴木章選手が冷静にゴール右上へシュートを決め、湘南が先制する。この時点でのゴール期待値も湘南の方が上回っており、理にかなった得点だった。

前半終了間際にも湘南は追加点を狙い、CKやクロスを駆使してC大阪ゴールに迫るが、キムジンヒョン選手の好セーブもありスコアは0-1のまま折り返す。

後半

後半開始直後からC大阪は動きを見せ、阪田選手に代えて柴山選手を投入。攻撃のリズムを変えようとするが、後半6分に湘南が追加点を奪う。鈴木章選手がペナルティエリア右から正確なシュートをゴール右下へ流し込み、湘南がリードを2点に広げる。

この失点を受け、C大阪は選手交代を決行。9分にRハットン選手と香川選手を下げ、中島選手とVブエノ選手を投入。攻撃的な布陣に切り替え、湘南ゴールへ圧力をかける。

後半12分、C大阪が待望のゴールを奪う。FKの場面でLフェルナンデス選手が正確なボールを供給し、進藤選手がヘディングシュートを決めて1-2とする。このゴールによりC大阪は勢いを取り戻し、湘南ゴールへさらに攻め込む展開となった。

後半30分を過ぎると、C大阪がボールを保持しながら湘南の守備を崩そうとするが、湘南もコンパクトな守備を維持。終盤には上門選手や中島選手がゴールを狙う場面があったが、湘南のGK上福元選手のファインセーブが光る。

結局、C大阪は最後まで同点に追いつくことができず、1-2で試合終了。シュート数はC大阪13本、湘南14本と拮抗していたが、湘南の決定力が勝った試合だった。

総括

この試合の大きなポイントは、湘南の効果的な攻撃と守備のバランスの良さにあった。前半から積極的にボールを動かし、チャンスを確実に生かしたことで試合を優位に進めた。一方のC大阪は、後半の反撃は見せたものの、前半の攻撃の迫力不足が響いた形だ。

湘南は特に鈴木章選手の動きが際立ち、得点力の高さを証明した。中盤の選手も攻守の切り替えが早く、全体的に組織的な守備が機能していた。一方でC大阪は、攻撃の選択肢が単調になりがちで、フィニッシュの精度が課題として浮き彫りになった。

この敗戦でC大阪は修正点が明確になったはず。特に攻撃の組み立てにおいて、より多彩なパターンを作り出すことが必要だろう。

今後

C大阪は試合には敗れたものの、後半の攻勢は評価できる。途中交代で入った選手が流れを変え、特にLフェルナンデス選手のセットプレーの精度は今後の武器になるだろう。守備面でも進藤選手や畠中選手が要所で体を張り、試合終盤には相手ゴールを脅かすシーンも多く見られた。次戦では、序盤からアグレッシブに戦い、前半の得点力向上を目指したい。

湘南は試合の入り方が素晴らしく、狙い通りの展開に持ち込んだ。鈴木章選手の決定力、福田選手の動き出し、そして中盤の選手たちの献身的な守備は、今後の試合でも強みとなるはずだ。終盤には押し込まれる時間帯もあったが、集中力を切らさず守り切った点は大きな収穫。引き続きこの戦い方を継続し、さらなる勝ち点を積み上げていきたい。

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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